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コラム

春夏秋冬楽しめる着物の魅力

2024/6/12

着物といえば、現代では成人式の際に着る振袖、夏に着る浴衣などのイメージが先行するかもしれません。

しかし、着物は本来普段着として、春夏秋冬、人々の暮らしに寄り添ってきたものです。

洋服と同じように、着物にもさまざまな素材があり、快適に過ごすために工夫することが可能です。

また、現代では化繊などの機能的かつお手入れしやすい素材、防寒や透湿機能のあるインナーなども気軽に入手することが可能です。

この章では、着物をより楽しむために、その季節にぴったりな着物の素材や、快適に着こなすための工夫について紹介します。

 

【春・秋】

着物を着てお出かけするのにぴったりの季節です。

絹、木綿、化繊(ポリエステル・ナイロン・レーヨンなど)、様々な素材の着物を選ぶことができます。

絹は美しい光沢と滑らかで肌に吸い付くような手触り、細かい柄や図案のデザインも鮮明に染め分けることができるので、着物の持つ華やかさを十分に活かすことができます。

木綿はカジュアルシーンに最適な素材。ご自宅でお洗濯ができ、お手入れがしやすいのも特徴です。格子柄などシンプルなデザインの着物が多いです。

化繊の着物は発色が良く色鮮やか、お洗濯がしやすいという絹と木綿のいいとこ取りである一方、吸湿性が小さく静電気が起きやすいのが難点です。

 

【夏】

汗をかきやすい、冷房などで体が冷えやすい夏にふさわしいのが、麻(リネン)素材の着物です。

麻は通気性がよく吸水性・透湿性に優れているという特徴があり、綿の4倍、絹の10倍の吸水性があると言われています。

一方、繊維が伸びにくく硬いので汗をかいても体に張り付きにくく、服が汗で体にまとわりつく不快感を抑えてくれます。

また、吸い取った水分を素早く外に発散してくれるので、カビや雑菌の繁殖を抑えてくれます。

 

【冬】

足元が冷える冬は着物には辛い季節ですが、吸湿性の低い化繊や、保温性の高いウール(羊毛)素材を選ぶこと、コートやインナーに工夫を凝らすことで体を冷やさずに過ごせます。

また、ウールの着物はシワになりにくいという他の素材にはない特徴があり、洋服感覚で手軽に着ることができます。

そして、暖かい素材で作られた足袋やレギンスなどのインナーを使って、暖かく過ごすこともできます。

これらは着物用のものも販売されていますが、洋服用のインナーを使うこともできますので、アウトドアブランドなどの機能性の高いものを選ぶのも良いでしょう。

 

JureiKimonoが作った「エフォートレスキモノ(Effortless Kimono)」は、本来着物の着付けに必要な小物を最小限にして着られる様にした画期的な着物です。極端ですが洋服の上からであっても簡単に着付けができ、長時間着用していても通常のお着物より苦しくありません。

春夏秋冬、それぞれに合った素材の「エフォートレスキモノ(Effortless Kimono)」をご用意しております。お持ちの着物を「エフォートレスキモノ(Effortless Kimono)」に仕立て直すことも可能。ハサミを入れずに仕立てるので元の状態に戻すことも可能です。

反物からのお仕立ても可能です。お気軽にお問い合わせください。